黄帝内経太素5-4 十二水
- yokando2
- 2022年2月6日
- 読了時間: 2分
Ø 経脈十二は、外では十二経水に合し、内では五蔵六府に属す。経水は水を受けて行(めぐ)らし、五蔵は神気・魂魄を合して蔵し、六府は穀を受けて行らし、気を受けて揚げ、経脈は血を受けて営する。
Ø 足太陽は外では清水に合し、内では膀胱に属す。
Ø 足少陽は外では渭水に合し、内では胆に属す。
Ø 足陽明は外では海水に合し、内では胃に属す。
Ø 足太陰は外では湖水に合し、内では脾に属す。
Ø 足少陰は外では汝水に合し、内では腎に属す。
Ø 足厥陰は外では沔水(べんすい)に合し、内では肝に属す。
Ø 手太陽は外では淮水(わいすい)に合し、内では小腸に属して水道を通じる。
Ø 手少陽は外では漯水(とうすい)に合し、内では三焦に属す。
Ø 手陽明は外では江水(こうすい=揚子江)に合し、内では大腸に属す。
Ø 手太陰は外では河水(かすい=黄河)に合し、内では肺に属す。
Ø 手少陰は外では濟水(せいすい)に合し、内では心に属す。
Ø 手心主は外では漳水(しょうすい)に合し、内では心包に属す。
Ø 足陽明は五蔵六府の海で、その脈は大で血多・気盛・熱壮であり、これを刺すには深くないと散じることができず、留めないと瀉せない。足太陽は深さ五分で留めること七呼、足少陽は深さ四分で留めること五呼、足陽明は深さ六分で留めること十呼、足太陰は深さ三分で留めること四呼、足少陰は深さ二分で留めること三呼、足厥陰は深さ一分で留めること二呼。
Ø 手の陰陽は気を受ける道のりが近く、気の来るのも早く、その深さはみな二分を過ぎることなく、留めるのもみな一呼を過ぎてはならない。
Ø 灸は過ぎると悪火を得て骨は枯れ、脈は潰え、刺して過ぎると気が脱(ぬ)ける。
Ø 経脈の大小、血の多少、皮膚の厚薄、肉の堅脆、筋の大小などの度量は中度とすべきで、なでたりさすったりして、その寒温、盛衰を視て調える。これを適診による真治という。
Comments