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項羽と劉邦

  • yokando2
  • 2023年9月30日
  • 読了時間: 1分

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2010年、尖閣諸島問題で、中国船の船長を保釈した日本の対応について、「いさかいを避けられて結構」という人もおれば、「日本は弱腰だ」と憤慨する人もいた。私の禅の師匠は、「日本はとことん譲歩すればいいのです。国にこだわる必要はないですよ。人間なんて国が違ってもそんなに変わるものではありません。海を泳ぐ魚には国境なんてありませんからね」と、超弱腰で、いさぎよいものだった。この師匠だったら、今のウクライナのがんばりをどう評価するのだろうか。知りたい。


扨、日本同様、ベトナムも韓国も中国の文化の影響を受け、独自の漢字の文化を築き上げてきた。しかし、残念ながらベトナムはフランスによって、韓国は自国の意志によって漢字を放棄した。当の中国においてさえ漢字の簡体化によって、中国文化の遺産である漢籍の古典が民衆には読めなくなってきている。悲しい。


ところで、一昔前の韓国ドラマ「オールイン」に中国の昔の話がでてくる。名士の項羽がチンピラの劉邦に負けたのは、項羽が一流のリーダーではなかったからだという。


「三流のリーダーは自分の力で闘う。二流のリーダーは部下の力で闘う。一流のリーダーは部下の知恵で闘う。ヨナ、お前は一流になれ」

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