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ハイデッガー

  • yokando2
  • 2023年11月19日
  • 読了時間: 1分

歴史的時間→実存(個の存在)→現存在(われ)

から

時間→存在→存在者(普遍的世界)


この壮大な構想のもとに、ハイデッガー(1889-1976年)は、その主著「存在と時間」を書き始めている。存在はその時間性から考究する必要があるとし、存在の対象である存在者の中で一番大事な存在者である「われ」、すなわち「現存在」の考究から出発したのである。


第一部

第1篇 現存在の予備的な基礎的分析

第2篇 現存在と時間性

第3篇 時間と存在

第二部

第1篇 カントの時間論

第2篇 デカルトの中世存在論

第3篇 アリストテレスの古代存在論


これが「存在と時間」の目次である。しかし、書き残されたのは第一部第2篇まで、肝心の第一部第3篇以降は永遠に書き継がれることはなかった。哲学は、結論よりも、問うこと、考察することが本質であるから、これでいいのである。

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