チャイコフスキー
- yokando2
- 2023年11月21日
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小学生の時に、クラッシク音楽を聴いて感想文を書きなさい、という宿題が出た。私は、町内のS鍼灸院のおじさんがクラシックが趣味ということだったので、お邪魔して、レコードを聴かせてもらった。それが、チャイコフスキーの「白鳥の湖」だった。私が、まともに聴いた最初のクラシック音楽である。小学生にとっては退屈で、鑑賞どころではなく、長い時間じっと座って耐え続けねばならず、大変苦しい思いをした。作文には、「おじさんからチャイコフスキーは目が見えなかったのだよ、と聞かされて大変感動しました」とかなんとか書いて提出したら、学校の先生から、「チャイコフスキーはめくらじゃなかばい」と言われ、大変ビックリした記憶がある。
あれから60年近い歳月がたち、今は大のチャイコフスキーファンである。チャイコフスキー(1840-1893年)はトルストイとほぼ同じ時代を生きたロシアの作曲家だ。芸術家ゆえに、同性愛者だの、死因はノイローゼによる自殺だっただの、いろいろと毀誉褒貶が絶えないが、彼の交響曲や協奏曲の抒情的でノスタルジックなメロディーを聴いていると、ロシアの雄大な大地のイメージがわき出で、脳内を潤し、大変心地がよい。
プーチンとは真逆の人だ。
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