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華岡青洲

  • yokando2
  • 2023年9月15日
  • 読了時間: 1分

タモリの「笑っていいとも!」のテレフォンショッキングで、1回の放映で最長時間を誇るのは有吉佐和子だろう。話が桁外れに面白いため、後のコーナーを次々に飛ばして、確か40分ほど続いたはずだ。


その有吉佐和子が地元和歌山の医師をモデルにして書いた小説「華岡青洲の妻」の舞台となった「青洲の里」を、昔、家族で訪ねたことがある。


華岡青洲(1760―1835年)は江戸後期の医師で、火傷に非常によく効く「紫雲膏」を考案し、また全身麻酔による乳癌の手術を世界で最初に成功させている。私たち鍼灸師にとってはくやしいのだが、日本における東洋医学から西洋医学への流れを決定づけたひとである。


「青洲の里」は紀伊川を望む絶景の高台にあり、青洲の遺品を展示しているミュージアムは、1967年の映画「華岡青洲の妻」で青洲の妻加恵を演じた若尾文子の亡夫、建築家黒川紀章の設計になるものである。ミュージアムの中にある「レストラン華」では、リーズナブルな値段で野菜を中心とした健康食のバイキングを提供していた。また、ミュージアムから梅林の横の小道を歩いた先に、青洲の住居兼病院兼学校である「春林軒」が復元されている。

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