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蘇東坡

  • yokando2
  • 2023年9月9日
  • 読了時間: 1分

禅宗では四畳半の方丈に全宇宙が内在していると考える。

私は深山幽谷における方丈での閑居を愛する。

そして、ブタの角煮である東坡肉(トンポーロー)もこよなく愛する。

この東坡肉という名称は赤壁賦で有名な北宋の詩人、蘇東坡に由来している。


蘇東坡(1036-1101年)は、あるとき、渓流の音を聞いてさとりを開いた。すべてのものには仏性があって、なにかの機縁によってそれが表面に顕現するのである。


以下はそのときの偈:


渓声すなわちこれ広長舌

山色これ清浄身にあらざることなし

夜来八万四千の偈

他日何如人に挙似せん


蘇東坡は気功の訓練をしたことがある。そのときの経験を記したノートには、呼吸法の訓練を長く続けていると「随」という状態になる、と説いている。これは、意識して努力するのではなく、自然に一定の状態になってしまうということである。

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