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張仲景

  • yokando2
  • 2023年9月22日
  • 読了時間: 1分

「傷寒雑病論」は脈による診断法と湯液(煎じ薬)による治療法を記した臨床医学の古典である。その著者、張仲景は後漢末の南陽の人で、孝廉に推挙されて役人となり、長沙の太守に昇進した。はじめ医術を同郡の張伯祖に学んだ。「傷寒雑病論」の自序には執筆動機についてこう記されている。


「わたしの一族はもともと数が多く、以前は二百人以上もいた。ところが建安元年 から10年もたたないのに、そのうちの死亡した者が3分の2あり、傷寒(感染症)によるものが10分の7を占めた。こうして死亡者の続出したこと、年若くして死んでゆく人々を救う手段のなかったことを嘆じ、力を尽くして古法を捜し、ひろく多くの処方を集め、この書を著した。」

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